新川にある安産祈願の隠れた名所「岩屋堂の穴薬師」

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新川にある安産祈願の隠れた名所「岩屋堂の穴薬師」。
険しい岩壁に作られたこの穴薬師には『哀れな叔父と世にも美しい姪の悲しい恋物語』。そんな伝説が残っている。大きな岩屋の中には「東方薬師瑠璃光如来」が祀られています。

その昔、この山のふもとには世にも美しい娘と、娘に血縁を越えて恋をした叔父がいたそうな。

2013031904 叔父は「娘を妻に」と父親に懇願。すると父親から「岩山に御薬師様祀る岩屋を穿てるか」との難題を出されたが、一心不乱につるはしを振るい洞窟を完成させ、二人は夫婦になりました。やがて娘は身ごもり、喜びあった二人だったが難産の末に母子はともに死出の旅へと出てしまう。
2013031905 叔父は非情な運命を呪い、泣き悲しんだ。そして後世の人々にまでこんな悲しい想いをさせてはならないと、先に完成した洞窟の真上に7年間の歳月をかけて洞を掘り、完成とともに妻と子を追って静かに息を引き取ったという。
2013031906 以来、この山麓では難産に苦しむ人は減り、現在も死ぬまで変らぬ愛を誓ったカップルや、恋愛成就の願掛けに若者が稀に訪れるとか。
2013031907場所は仙台市青葉区作並、行き方はニッカウヰスキー仙台宮城峡蒸溜所から奥に入ったところ。

ひっそりとした参道の石段は風化が進んでいる上に急斜面なので、健脚の方でないと大変かも。岩屋からの景色は田園地帯を見下ろせる絶景だが、背筋がブルッと来てしまうリアルな高さがあります・・・「伊達に会い隊」石井でした。((((;´・ω・`)))ガクガクブルブル

参考文献

「宮城地区控(増強版)」発行:仙台市宮城地区郷土史探訪会